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相場上昇時にしてはいけないこと

長期投資をしている中で運用がうまくいっている時、増えた分のお金を使いたい、引き出したいという要望は多くの方が持たれると思います。長期分散投資の最大の敵はこうした「人間の感情」だといわれることもあります。

私たちの仕事はお客様のご要望をお聞きしてそれを速やかに実行するだけではありません。

何がお客様にとって大切なことなのかをしっかりとヒアリングさせていただいた上で、最も適切なアドバイスをすることが重要な使命だと思っています。

株価が上がると運用環境はよくなり確かに順調に運用できているものです。

増えた分だけ引き出したいというお客様からの要望があった場合、もちろん途中でお金が必要になった場合には変額保険を減額することで払戻金の一部を受け取っていただくことはできます。また契約者貸付という方法もあります。

お客様には何か緊急でお金が必要なことが出来たのでしょうか?

変額保険の内容を確認してみましょう。

契約から10年以内に変額保険を解約や減額をした場合は解約控除が発生します。

次に変額保険には死亡保障があります。これは特別勘定の運用実績に関わらず最低保証されます。

契約時に必要な保障額を確認させていただいてから契約をしているはずですが、減額をしてしまうということはこの死亡保障も減らしてしまうということになります。

利益確定という考え方も確かにあります。ただそれは一時金で短期的に儲けようといった場合の考え方です。

それでは長期分散投資についてもう一度おさらいしてみましょう。

お金に働いてもらうためには金利と時間を味方につけることが大切です。

始める時期が早ければ早いほど必要となる月々の積立額は少なくなります。

合わせて積立の総額も少なくなります。

これは複利で運用していることから得られる効果です。

複利と単利の違いとはお分かりになりますか?

単利というのは元本にしか利率が付かないのに対して、複利というのは運用して増えた分にも利率が付く仕組みです。

雪だるまを作ることをイメージしていただけると分かりやすいかもしれませんね。

運用する時にはこの複利の効果を活かすことが大切です。

儲かったらすぐに利益確定してしまうというのは雪だるまを転がしてせっかく廻りに付いた雪を一度払いのけてしまうということになってしまいます。いくら元の玉はそのままと言ってもこれではいつまでたっても大きな雪だるまにはなりませんよね。

短期間の利ザヤを稼ぐような投資であれば、利益確定は決して間違いではないと思います。

しかし私たちが目指しているのは10年、20年以上先のセカンドライフの資産形成です。

感情に流されず、積立投資を続けていくことの重要性をご理解ください。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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