サイゼリヤの20円値上げ――おのだサンパークにできた身近なお店から考える
9月24日におのだサンパーク店がオープンしたサイゼリヤ。ミラノ風ドリアの20円値上げをきっかけに、家計の負担と、気軽に食事を楽しめる店が続くことの両方を考えます。
サンパークに、サイゼリヤができました
山陽小野田市のおのだサンパークに、9月24日、サイゼリヤがオープンしました。宇部からも出かけやすい場所なので、すでに利用された方もいらっしゃるのではないでしょうか。
同社の出店発表によると、山陽小野田・宇部エリアでは初めての店舗です。買い物の途中や家族で出かけた日に、食事の選択肢が一つ増えました。
そのサイゼリヤが10月14日、価格改定を発表しました。看板メニューのミラノ風ドリアは、10月29日から税込300円から320円になります。
20円でも、値上げは値上げ
一皿で20円の違い。小さな金額に見えても、家族の人数や外食の回数によって受け止め方は変わります。食料品などの支出が増える中で、外食まで高くなるのは困る、という気持ちも自然です。
今回の発表では、メニュー全般で平均6%の価格改定とされています。これは全商品が一律6%上がるという意味ではありません。レジャー施設周辺や都市部の一部24店舗では平均10%となり、ランチ、モーニング限定メニュー、フレッシュワインは価格を据え置くと案内されています。
なお、この案内だけで、おのだサンパーク店の全メニューやランチの実施状況まで確認できたわけではありません。利用する際は、店頭の最新メニューをご確認ください。
安さを続けるにも、費用がかかる
会社の説明では、原材料やエネルギーなどのコスト上昇が続き、価格を維持する取り組みだけでは吸収できない状況が生じているとしています。品質を維持し、安定して提供するための改定という説明です。
ここからは、このニュースを通じた私なりの考察です。
お店の値段は、食材そのものの代金だけではありません。調理や接客、清掃をする人がいて、設備を動かし、毎日お客様を迎える準備があります。利用する側が何気なく過ごせる時間も、そうした仕事に支えられています。
もちろん、店側に事情があるから、すべての値上げを受け入れるべきだということではありません。家計には限りがあります。何を選ぶかは、価格と内容を見ながら、それぞれの暮らしに合わせて決めてよいものです。
近くにあるお店の価値
それでも、近所に気軽に立ち寄れるお店があることには、値段だけでは測れない良さがあります。買い物の帰りにひと休みする。家族で同じテーブルを囲む。食事の支度を休みたい日に頼る。
新しくできたおのだサンパーク店も、これから地域の方にとって、そんな場所の一つになっていくのかもしれません。これは利用状況を調べた結果ではなく、身近な場所への期待です。
安く食べられることはありがたい。同時に、そのお店が無理なく営業を続けられることも大切です。どちらか一方だけでは、長く続く関係にはなりにくいのでしょう。
ミラノ風ドリアの20円の値上げ。そこから見えてくるのは、家計の負担だけでなく、いつもの食卓を支える仕事のことです。次にサンパークで食事をするとき、値段と一緒に、そこで過ごせる時間にも少し目を向けてみませんか。
- 株式会社サイゼリヤ|10月29日(木)価格改定のお知らせ(2026年10月14日発表)
- 株式会社サイゼリヤ|新着情報・おのだサンパーク店OPEN(2026年9月24日付掲載/10月15日確認)
- 株式会社サイゼリヤ|山陽小野田・宇部エリア初出店(2026年7月13日発表)
※価格・店舗情報は2026年10月15日時点で確認した公式発表に基づきます。価格改定の実施日は10月29日です。店舗別の価格や提供メニューは最新の店頭案内をご確認ください。
