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お金・経済約4分

GPIFの5兆円超の運用損。年金のニュースは「期間」と「割合」で読む

GPIFの2026年度第2四半期はマイナス1.65%。大きな損失額の見出しから、一期間の成績と長期運用を分けて考えます。

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7~9月の運用はマイナス1.65%

年金積立金管理運用独立行政法人、GPIFが11月6日に公表した2026年度第2四半期の運用状況では、7~9月の収益率はマイナス1.65%、収益額はマイナス5兆2,533億円でした。期末の運用資産額は314兆3,876億円です。

「5兆円超の損失」という見出しだけなら、不安になるのも自然だと思います。ただ、何カ月の結果なのか、どれくらいの資産を運用しているのかを一緒に見ると、数字の受け止め方が変わります。

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円高と金利上昇が、評価に影響した

GPIFの説明では、期間中は国内外の金利が上昇し、為替は円高になりました。外国株式は現地通貨建てではプラスでも、円に換算するとマイナスになったとしています。

債券も、金利が上がれば既に発行されている債券の価格が下がることがあります。外国資産には為替の影響もあります。「分散しているから、どの四半期も利益が出る」という仕組みではありません。

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短い期間の損失を軽視せず、長い期間も見る

GPIFの市場運用開始以降、2001年度から今回までの累積収益額はプラス215兆7,669億円、年率の収益率はプラス4.83%です。四半期のマイナス1.65%と、年率4.83%は期間が違うため、単純に大小を比べる数字ではありません。

長期で利益が出ているから今回の損失を無視してよい、ということでもありません。短期の変動を確認しながら、目的に対して資産配分やリスクが適切かを見続けることが大切だと私は考えます。

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私たちの資産形成にも、そのまま当てはまる?

GPIFの運用成績は、個人の年金受取額が同じ割合で増減することを意味しません。また、公的年金の積立金運用と、生活費や急な支出に備える個人の預貯金は、役割が異なります。

個人なら、いつ使うお金か、途中で値下がりしても持ち続けられるかを先に考えたいところです。大きな機関の資産配分をそのまままねるより、自分の暮らしに必要な現金を確保したうえで、運用の期間とリスクを考えることが出発点になります。

本記事は情報提供を目的としたもので、特定の金融商品への投資を推奨するものではありません。投資判断はご自身の責任で行ってください。
情報源
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